イクメン男子

先日、息子がリッキーを抱っこしてこう言った。
『赤ちゃんを抱っこするのは難しいねえ〜！』
何でそんな話が出てくるのかと思ったら
今日、家庭科の授業でロボットの赤ちゃんを使って勉強したと言う。
『へえ〜、家庭科の授業で赤ちゃんの抱っこの仕方なんか習うの？』とびっくりしました。
今時の男子はイクメンがもてはやされて、子育てに協力する夫が増えている。
湯崎英彦広島県知事は、第3子が誕生に「育児休暇」を取り、「イクメン」として注目されましたが、
橋下徹大阪府知事から批判の声があがるなど、反応は様々であったらしいです。
女性の立場からは、子育てに協力してくれる夫の方がいいに決まっていると思うのですが。
『ゲップをさせるのも難しいんじゃねえ。』
『へえ〜、ゲップの仕方まで勉強するん？』ロボットにわかるのか〜？
『でも現実に赤ちゃんをを抱っこすることあるかね？』
『そりゃあ、将来結婚して子供ができたらありえるよ。』
『ふ〜ん。でも、そうなっても抱っこせんかもしれん。』
『それじゃあ、いけんよ！今時の男子はイクメンでないとね。』
私達の高校生時代には考えられなかったなあ。
実感のない高校生の息子が、家庭科の授業で、
赤ちゃんを抱っこしてゲップを出させたりする練習をしたのかと思うと
なんだかおかしかったが、知らないよりはましだと思った。

そんな息子も、バレンタインデーの日は相当落ちこんでいた。
『なんで、こんな日があるんかね〜』と呪っていた。
友人は、めちゃめちゃもらっていたらしいのだ。
正直、女性にもてるタイプではない。
これからの人生で幾度となく挫折を味わうこともあろう。
『貰える人もおるし、貰えん人もおるんじゃけ〜えね。』
母手作りのケーキで慰めた。（いつものスポンジ台に生クリーム、果物を飾るだけですが…）
服装、髪形など容姿にも無頓着な方なので、
1,000円カットに行く時も、
『向井理のような髪型にしてもらいんさい。』と言うと、
それなりに向井理の髪型になっていた。
しかし、髪質が硬く、くせ毛なので手入れをしなければ、ただのぼさぼさ髪になっている。
私は将来、息子が、結婚できるように、そして孫を抱くことができるように祈っている。

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